患者 | 70代男性 |
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相談内容 | 「下の入れ歯を支えている歯がグラグラしている。しっかりと噛めるように治してほしい」とご相談いただきました。 |
カウンセリング | 拝見したところ、お口の中には歯が5本しかありませんでした。 左上には、詰め物が装着された奥歯が1本だけ残っていましたが、詰め物の下には虫歯が再発しているおそれがあり、長期保存が難しいと考えられます。 下顎には、残っている前歯4本のうち左右の犬歯で支える入れ歯が入っていましたが、前歯が4本ともグラグラとしていることが原因で入れ歯が安定せず、しっかりと噛むことができません。 |
治療内容 | 残っている歯5本はすべて状態が悪いことから、抜歯が必要であることをお伝えしました。また、上下ともに歯が1本もない「無歯顎(むしがく)」になると、食べ物を噛む機能である「咀嚼(そしゃく)能力」が低下しやすいため、しっかり噛めるよう上下それぞれに入れ歯を入れる治療を提案し、了承いただきました。 入れ歯治療の方法は、以下のとおりです。 下顎:自費診療の「インプラント義歯」 上顎:保険適応の総入れ歯 まず下の前歯のうち犬歯を2本抜き、それぞれにインプラントを埋入します。 3ヶ月後、インプラントが骨としっかりくっついたことを確認できたため、中央の前歯2本も抜いて金属床義歯を作製し、同時に上顎の総入れ歯も製作します。 |
治療期間 | 4ヶ月 |
費用 | 約1,500,000円 |
治療のリスクについて | ・インプラントは外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います ・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります ・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります ・高血圧、貧血、不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります ・入れ歯は着脱式のため、食後の清掃が必要です |