上石神井駅から徒歩5分の歯医者さん、大塚歯科です。
今回のテーマは「大人になっても歯並びは治せる?」です。
歯並びによる見た目のコンプレックスや噛み合わせの悪さを自覚していても、「もう大人だから」という理由で歯列矯正を諦めている方も少なくありません。
こちらの記事では、大人の矯正治療の方法やメリットについて解説していきます。
矯正治療に興味がある方はぜひ参考にしてください。
矯正治療と聞くと子どもの頃にするものと思う方もいるかもしれませんが、大人も矯正治療をすることが可能です。
矯正治療には「何歳まで」といった年齢制限は特になく、歯茎や歯を支えている歯周組織に問題がなければ、大人になってからでも矯正治療を行うことができます。
実際に、「矯正の治療費用が貯まったから」という理由で始める20、30代の方や、「子育てが落ち着いたから、ずっと気になっていた歯並びをきれいにしたい!」という50代以上の方も多くいらっしゃいます。
大人だから遅いということはなく、子どもも大人も歯並びをきれいにすることで多くのメリットを得ることができます。
きれいな歯並びを手に入れられることが、矯正治療のいちばんのメリットともいえるのではないでしょうか。
歯並びが悪いせいで口を開けることに抵抗があったり、唇が閉まらないといったお悩みから、人と接することが億劫になってしまう方もいると思います。
歯並びがきれいになることで見た目のコンプレックスが解消され、自分の口元に自信が持てるようになるかもしれません。
歯並びが悪いと歯ブラシが十分に当たらず、食べかすや汚れが停滞したままになることで虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
さらに、歯並びが悪くてお口が閉じられないと唾液の量が減少し、お口の中が乾燥してしまいます。
お口の中が乾燥すると細菌が付着しやすくなり、口臭や喉の炎症といったお口のトラブルを引き起こす可能性もあります。
きれいな歯並びの場合は口腔ケアがしやすく、結果として虫歯や歯周病の予防に繋がります。
また、虫歯菌や歯周病菌は体内に入り込むと感染症を引き起こすことがあるため、歯並びを改善することで、こういったリスクも回避することができます。
このように、歯並びが整えばお口の健康を守るだけでなく、全身の健康向上にもなるのです。
歯並びをきれいにすることは見た目を良くするだけでなく、噛み合わせといった歯の機能面も改善することができます。
噛み合わせが悪いと歯の一部分に負担がかかってしまい、歯が揺れる、しみる、痛むというような症状が出る恐れがあります。
噛み合わせが改善すれば一部の歯に負担がかかることはなく、歯の寿命を延ばすことができます。
また、噛み合わせが悪いと顎にも余計な力が加わり、顎関節症や頭痛、肩こりを引き起こしたり、しっかり咀嚼ができないことで消化不良になり、胃腸に負担がかかるといったトラブルも考えられます。
矯正治療により正しい噛み合わせを得られれば、こういった症状も改善することができるのです。
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ワイヤーを通して歯を移動させる方法です。
最も一般的な矯正方法で、難しい症例にも対応することができます。
歯の移動に伴い痛みを感じることがありますが、数日経つと痛みは少しずつ減少していきます。
ワイヤー矯正というと銀色の装置を想像する方も多いと思いますが、白いブラケットやワイヤーを選択することで、目立たない矯正治療が可能になります。
歯に装置を装着ことで歯磨きがしにくくなるため、歯間ブラシや小さいポイントブラシを併用して、しっかり口腔ケアを行うことが大切です。
ご自身の歯並びに合わせてマウスピースを作製して装着する方法です。
マウスピースは透明で目立たないため、矯正治療中であっても見た目を気にしなくてよいといったメリットがあります。
また、マウスピースは取り外し式なので、普段通りに食事をしたり歯磨きをすることができますが、1日20時間以上の装着が必要になるため、自己管理を徹底することがポイントです。
マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べると弱い力で少しずつ歯を移動させるため、矯正期間は長くなりますが、痛みは比較的少ないといわれています。
前歯だけ、歯並びが乱れている部分だけといったよう、限局的に歯列矯正を行う方法です。
全体矯正に比べて治療期間が短く、費用も抑えることができます。
歯並びの状態によっては部分矯正ができない場合もあるため、歯科医師と相談しながら治療方法を選択しましょう。
いかがでしたか。
大人になってからでも歯並びをきれいにすることには、多くのメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか。
歯並びが気になっている方、矯正治療に興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。