4か月にわたって開催された、補綴と矯正の診断セミナーが終了しました。
口の中が悪くなり複雑に崩壊してしまった場合、単純にその場限りの治療を施され、不幸にもかえって悪くなっている症例を日々目にします。
なぜ悪くなったのか、そして再治療する際には治療結果がなるべく長く持つように熟考しなければならないと思います。
歯の位置や形が悪いのに歯周病の治療だけしてはやはり長くは持たないでしょうしその逆もしかりです。
歯周病治療、補綴治療を主に研鑽してきましたがここ数年矯正治療の必要性を痛感し、かつ矯正医との連携に頭を悩ませてきました。
そこで私自身で矯正治療を手掛ける必要性を感じ研鑽し、実践するようになりました。
もちろん歯並びかみ合わせが悪くても80歳まで歯が全部残っている方もおられます。
見極めが大事なのはかみ合わせが一見良くても機能的に良くない場合やかみ合わせが悪くそのことで歯を失っていくケースです。
今回はその診断をしっかり学ぶことが出来ました。
日々の臨床に落とし込んでいきたいと思います。