お問い合わせ・ご予約はこちらから

03-5903-8467

24時間メールお問合せ

メールお問合せ

   

歯の神経が痛いのですが、これは虫歯ですか?|上石神井の歯医者なら|大塚歯科

大塚歯科
大塚歯科へのお問い合わせ:03-5903-8467

歯の神経が痛いのですが、これは虫歯ですか?

上石神井駅から徒歩5分の歯医者さん、大塚歯科です。
今回のテーマは「歯の神経の痛みについて」です。歯の神経の痛みは、ズキズキとして夜の眠れないほどの激痛を感じます。

ちなみに、歯は表面がエナメル質で覆われており、その奥に象牙質、神経があるのはさらにその下です。つまり神経は外側から完全に見えない箇所にあるのですが、そんな箇所が痛む原因として何が考えられるのでしょうか。

虫歯の可能性について

「神経の痛み=虫歯」と一概に断言できないものの、可能性として最も考えられるのは虫歯です。虫歯は進行する病気あり、確かに初期段階では歯の表面だけが虫歯になった状態です。しかし虫歯はそこから歯の奥に向かって進行し、虫歯菌は象牙質、さらに神経まで到達します。

歯の表面のエナメル質は歯を刺激から保護しているため、初期段階の虫歯で痛みを感じることはありません。ただし、虫歯が象牙質まで進行すればエナメル質の保護が失われるため痛みを感じますし、感覚を伝える器官である神経まで進行すれば、痛みを感じるどころか激痛を感じるようになります。

歯髄炎

神経が痛むのは神経が炎症を起こしているためで、この症状を歯髄炎と呼びます。ちなみに歯髄は神経とイコールのイメージがありますが、正確には歯の内部にある神経と血管が共存している部分の総称として歯髄と呼びます。

そして、この歯髄が何らかの原因で炎症を起きる病気が歯髄炎であり、その原因として虫歯はもちろん、他にも次のようなことが考えられます。

細菌感染

歯髄が細菌感染して歯髄炎が起こるケースで、虫歯が原因の場合もこれに含まれます。最も、細菌感染の原因となる細菌は虫歯菌とは限りません。例えば、重度の歯周病の場合だと歯周病菌による細菌感染で歯髄炎が起こることもあります。

物理的な刺激

いわゆる打撲などの類で、例えば歯を強くぶつけるなどして歯を損傷したケースです。このような物理的な刺激による傷で歯髄炎が起こることがありますし、歯ぎしりや食いしばりなどの癖も歯髄炎を引き起こす要因の刺激となります。

歯科治療

例えば虫歯治療の時に何度も歯髄が刺激される、治療時に使用した薬剤が刺激になるなど、歯科治療が原因で歯髄炎が引き起こされるケースもあります。最も、この場合は自然回復する可能性が高いですが、稀に歯髄が死んでしまうことがあるのも事実です。

歯髄炎の治療方法

歯髄炎の治療方法は、状態によって主に次のいずれかの治療方法が用いられます。

歯髄の鎮痛消炎法

歯髄が生きている、炎症が比較的軽い、歯髄を残した治療が可能、これらの判断がされた場合は鎮痛消炎法で治療します。薬剤を詰めて刺激から保護し、一定期間で症状が緩和されてきたら、詰め物や被せ物で処置します。

根管治療

歯髄が死んでおり、炎症も酷く、歯髄を残しての治療が不可能、これらの判断がされた場合は根管治療を行います。歯髄を取り除いて根管内の細菌を除去して清掃、最終的に薬剤を詰めて塞ぎ、根管内の完全な洗浄と消毒をするのが根管治療の目的です。

抜歯

治療方法としては最終手段で、歯髄の鎮痛消炎法や根管治療で対応できない場合に行います。抜歯した後は当然その箇所は歯を失った状態になるため、別の治療を行って対処が必要です。選択として入れ歯、インプラント、ブリッジがあり、それぞれで治療方法や特徴は全く異なります。

虫歯の早期治療の重要性

神経が痛い…つまり歯髄炎の原因として最も可能性が高いのは虫歯ですが、一方で虫歯による歯髄炎は予防しようと思えば確実に予防することも可能です。それは、虫歯になった場合に早期治療することで、そのためには定期検診を受けると良いでしょう。

定期的に検診を受けていれば、その都度歯科医が虫歯の有無を確認します。ですから、虫歯があった場合はその時点で発見して治療できるため、虫歯の重症化を防げます。また、定期検診を受けることは虫歯の予防効果を高めることにもなります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯の神経の痛みについてまとめます。

1. 虫歯の可能性について :神経が痛む原因として最も可能性が高いのは虫歯
2. 歯髄炎 :原因は細菌感染(虫歯もこれに含まれる)、物理的な刺激、歯科治療
3. 歯髄炎の治療方法 :歯髄の鎮痛消炎法、根管治療、抜歯
4. 虫歯の早期治療の重要性 :虫歯の進行前に治療すれば、虫歯が原因による歯髄炎は防げる

これら4つのことから、歯の神経の痛みについて分かります。歯の神経の痛みは辛いため、痛み止めや正露丸を詰めるなどの方法で対処する人がいます。応急処置としてそれは正しいですが、応急処置に治療としての効果は一切ありません。

このため、神経が痛む時には必ず歯科医院で診察と治療を受けなければならないですし、そもそも進行した虫歯は治療しない限り治らないのです。神経の痛みも充分辛いですが、それで治療しなければ症状はさらに悪化してしまいます。

PAGE TOP